新長谷寺藝術祭 -十一面-の企画・演出
Client : 十一面実行委員会

新しい世界を「ヒラク⇄ミヒラク」
春のそよ風とともに石段を上ると、そこに在るのは日本古来の祈りが息づく山寺、新長谷寺。高野山真言宗のこの古刹は、奈良時代に漂着した十一面観音を本尊として祀り、厳かな時間を紡いできました。33年に一度だけ御開帳されるその尊像が、まちの深い歴史と信仰を静かに語りかける場所でもあります。
広い境内と、その周辺の静かな路地が、ひととき「アートの祭典」へと姿を変えるのが 新長谷寺藝術祭 -十一面- です。本企画は、地元を中心に国内外で活躍するアーティストたちが結集し、歴史と現代の交差点を描く現代アート・デザインの祭典。寺院という神聖な舞台に、個々の感性が色鮮やかな世界を紡ぎ出します。
古の歴史を抱く新長谷寺。枝垂れ桜や里山の緑がすこやかに揺れる季節、その荘厳な佇まいのなかに、作品は静かに、あるいは鮮烈に溶け込みました。寺の境内だけでなく、寒川のまちの民家や倉庫、道沿いの風景にまで作品が点在し、訪れる人は五感を巡らせながらまち全体を舞台にした体験を楽しむことができます。
また、2024年は本尊である十一面観音の御開帳の年と重なり、歴史的な意義や祈りの重みが一層深い彩りを添えました。古刹の静寂と、作品が放つ感性の波紋。この重なり合いは、来場者の心をそっと揺さぶる“非日常”の時間そのものです。
新長谷寺藝術祭 -十一面- は、目には見えない時の流れや信仰、自然の営みと人の想像力が結びついた、まさに五感で味わう美の祝祭です。この地に息づく歴史と、アートの新たな可能性が交響する一瞬を、心ゆくまでお楽しみください。
- Overview
- Client
十一面実行委員会
- Release
- 2024.3.22-3.31
- Member
General producer__ 十一面実行委員会(運営/Smells good company)
Creative director__ Tado Daiki , Atsuhiko Utsumi
Graphic Designer__ Takahashi Yuzumi
Photographer__ Rie Yokota(Photo Design CRIE)Artist__
miu
阿南さざれ
Anne Grützner
Jahna Dahms
内海篤彦
遠藤優斗
大西満王
Ryohei Kan
CRIE
Juno Mizobuchi
Smells good company
tasaki ryo
tadonoisy_eye
はくいきしろい
長谷川隆子
藤井智也
矢野恵利子
矢原繁長
yamahara
松本莉央
森下拓記- Smells like
- 未知の世界の扉をひらくスメル











